Excelファイルの拡張子について

こんにちは。

 

先週のブログで、Word文書で表示されるファイル形式と拡張子について書きましたので、今回はExcelファイルの保存に使える拡張子の特徴をご説明しますね! 

 

【一般的なExcelファイルの拡張子】

 

①.xlsx:一般的なExcelブック

 特徴:Excel 2007以降の標準形式。

    XMLベースで、ファイルサイズが小さく、互換性が高い。

 

②.xlsm:マクロ有効ブック

 特徴:マクロ(自動化スクリプト)が含まれているブック。

    Excel 2007以降の形式。

 

③.xlsb:バイナリ(コンピューターが直接処理できる2進数で

    表現されたデータ)ブック

 特徴:バイナリ形式で保存されるため、読み込みや保存が高速。

    Excel 2007以降の形式。

 

④.xls:古いExcelブック

 特徴: Excel 97-2003の形式。

    新しいバージョンのExcelでも互換モードで開ける。

 

 

【テンプレート用の拡張子】

 

①.xltx:テンプレート

 特徴: 新しいブックを作成するためのテンプレート。

    Excel 2007以降の形式。

 

②.xltm:マクロ有効テンプレート

 特徴:マクロが含まれているテンプレート。

    Excel 2007以降の形式。

 

③.xlt:古いテンプレート

 特徴: Excel 97-2003のテンプレート形式。

 

 

【データ交換用の拡張子】

 

①.csv:コンマ区切りテキスト

 特徴:各セルのデータをコンマで区切って保存する形式。

    多くのアプリケーションで読み取り可能。

 

②.txt:テキストファイル

 特徴: 各セルのデータをタブやスペースで区切って保存する形式。

    シンプルなデータ交換に適している。

 

③.xml:XMLデータ

 特徴: データを構造化して保存する形式。

    データ交換や設定ファイルとして使用される。

 

 

【その他の形式】

 

①.pdf:PDF形式

 特徴:どのデバイスでも同じように表示される形式。

    編集は難しいが、閲覧には最適。

 

②.xps:XML</ins></ins> Paper Specification

 特徴:Microsoftが開発した電子文書形式で、PDFに似ている。

    文書のレイアウトや書式を保持し、編集ができないため、

    改ざん防止に適している。

 

③.ods:OpenDocument スプレッドシート

 特徴: OpenOfficeやLibreOfficeなどのオープンソースの

    オフィスソフトウェアで使用される形式。

    Microsoft Excelでも開ける(一部の書式や機能が異なる場合あり)

 

④.mht / .mhtml:単一ファイルWebページ

 特徴:Webページ全体を1つのファイルにまとめて保存する形式。

    画像やスタイルシートなども含まれる。

 

⑤.htm / .html:Webページ

 特徴:Webブラウザで表示できる形式。

    ExcelのデータをWebページとして保存する際に使用される。

 

⑥.pm:Perl(テキスト処理に特化したプログラミング言語)モジュール

 特徴:Perlプログラムで使用されるモジュールファイル。

    テキストファイル形式で、他のPerlスクリプトから読み込まれて使用される。

 

⑦.dif:データ交換形式

 特徴: Data Interchange Formatの略で、異なるアプリケーション間で

    スプレッドシートデータを交換するための標準形式。

    プレーンテキストでデータを保存。

 

⑧.slk:SYLK (Symbolic Link) ファイル

 特徴:表計算ソフトのデータを保存するための形式。

    テキスト形式で、MicrosoftのMultiplanという古い表計算ソフトで

    使用されており、現在でもExcelでサポートされている。

 

⑨.xlam:Excelアドイン (マクロ有効)

 特徴:Excel 2007以降のアドインファイル形式。

    Excelの機能を拡張するためのマクロやカスタム機能を含む。

 

⑩.xla:Excelアドイン (古い形式)

 特徴:Excel 2003以前のアドインファイル形式。

    Excelの機能を拡張するためのマクロやカスタム機能を含む。

 

これらの拡張子は、Wordと同じく特定の用途やソフトウェアで使用されています。必要に応じて使い分けましょう。

「この拡張子なに?」と思った時は、このブログをご覧くださいね。