こんにちは。Wordのドリルや練習問題などを見ると、Word以外の文書形式のものを開いたりエクスポートしたり、違う文書形式で保存するという問題がよく出てきます。
先日も生徒様に「Wordの[開く]で[すべてのファイル]にすると出てくる拡張子、何のことか全然わからない!何ですかこれ?」というご質問をいただきました。
Microsoft Wordで表示される様々なファイル形式について、それぞれの拡張子の特徴を簡単に説明しますね。
【文書用の拡張子】
1. .docx: 一般的なWord文書
特徴: Word 2007以降の標準形式。ファイルサイズが小さく、互換性が高い
2. .doc: 古いWord文書
特徴: Word 97-2003の形式。新しいバージョンのWordでは互換モードで開く
3. .docm: マクロ有効文書
特徴:マクロ(自動化スクリプト)が含まれている文書
【テンプレート用の拡張子】
1. .dotx: テンプレート
特徴: 新しい文書を作成するためのテンプレート Word 2007以降の形式
2. .dotm: マクロ有効テンプレート
特徴: マクロが含まれているテンプレート
3. .dot: 古いテンプレート
特徴: Word 97-2003のテンプレート形式
【その他の形式】
1. .rtf: リッチテキスト形式
特徴: 他のアプリケーションでも読み取り可能な形式
書式情報を保持
2. .txt:プレーンテキスト
特徴: 書式なしのテキストファイル 最もシンプルな形式
3. .pdf: PDF形式
特徴: どのデバイスでも同じように表示される形式
編集は難しいが閲覧には最適
4. .html: Webページ
特徴: Webブラウザで表示できる形式 HTML形式で保存
5. .xml: データ交換
特徴: XML (eXtensible Markup Language)データを構造化して保存するための形式
主にデータ交換や設定ファイルとして使用
6. .odt: OpenDocument テキスト
特徴: OpenOfficeやLibreOfficeなどのオープンソースのオフィスソフトで使用される形式
Microsoft Wordでも開ける(一部の書式や機能が異なる場合あり)
7. .wpd: WordPerfect 文書
特徴: CorelのWordPerfectで作成された文書ファイル
フォーマットされたテキスト・表・画像などを含むことができる
Microsoft Wordでも開ける(完全な互換性は保証されません)
8. .xps: XML Paper Specification
特徴: Microsoftが開発した電子文書形式で、PDFに似ている
文書のレイアウトや書式を保持し、編集ができないため、改ざん防止に適している
WindowsのXPSビューアーで開くことができる
これらの拡張子は、文書の用途や必要な機能に応じて使いわけると便利です。
Wordで「この拡張子なに?」って思った時は、このブログをご覧くださいね!