こんにちは
先日生徒様が、「ネットでよくクッキーの同意って出てくるけれど、種類がいろいろあって、どれに同意してどれを拒否すればいいのかよくわからないのよね」と仰っていました。
ウェブサイトを閲覧する際に「クッキーの同意」を求められることはよくありますよね。
クッキーにはいくつかの種類があり、それぞれの目的や役割が異なります。
各クッキーの特徴を簡単にお伝えしますね。
①【厳密に必要なCookie】(必須Cookie)
ウェブサイトが正常に動作するために必要。
ユーザーの同意がなくても使用でき、拒否できない場合も多い。
ページを移動したときにログイン状態を維持、ショッピングカートの内容保持、セキュリティ保持等の機能があり、このクッキーがないとウェブサイト自体がうまく動作しないことがある。
拒否した場合:
サイトの利用が困難に。ログインが必要なサイトやオンラインショッピングサイトでは利用が制限される可能性大
②【パフォーマンスCookie】(分析Cookie)
ウェブサイトの利用状況を分析。
どのページがよく閲覧されているか、どの機能がよく使われているか等の情報を収集。
サイト運営者側は改善点を発見でき、ユーザーの体験を向上させることができる。
拒否した場合:
ユーザーがウェブサイトを利用するにあたり特に問題はなく、サイトの動作には影響しない。
③【機能性Cookie】
ユーザーの選択に基づいて、ウェブサイトの機能を向上させるために使用。言語設定やサイトのテーマ変更等を記憶するなど、ウェブサイトの利便性が向上。
このクッキーがないと、言語設定やカスタマイズされた情報(ユーザー設定)が保存されない。
拒否した場合:
大きな支障はないものの、ウェブサイトが提供するカスタマイズされた環境を利用できなくなる。
例:毎回言語を選び直したり、テーマの再設定が必要になったりする可能性大。
④【ターゲティングCookie】(広告Cookie)
ユーザーのオンラインでの行動を追跡し個別の広告を表示するために使用。ユーザーが興味を持ちそうな商品やサービスの広告が表示されるようになる。広告表示の効果を高めるために使われ、ウェブサイトの利用に必要なものではない。
拒否した場合:
ユーザーの興味関心に関係ない広告も表示される。ウェブサイト自体の利用には問題なく、拒否すれば追跡を避けられる。
まとめ
①厳密に必要なCookie: 必須で、拒否するとサイトがうまく動作しません。
②パフォーマンスCookie: サイトの改善に役立つものですが、拒否しても利用に支障はありません。
③機能性Cookie:ウェブサイトの便利さを向上させますが、拒否しても大きな影響はありません。
④ターゲティングCookie: 広告の表示に関するもので、プライバシーを気にする場合は拒否しても問題ありません。
基本的には、厳密に必要なCookie以外は拒否してもウェブサイトの利用に大きな影響はありません。
ウェブサイトでクッキーの同意をする時には参考にしてくださいね!